三笠宮妃百合子さまが逝去されました。
101歳と大正・昭和・平成・令和を時代を生き抜き、長寿をまっとうされましたが、
百合子さまの子供や孫って誰なんだっけ?と気になるかたもいるのではないでしょうか?
今回は三笠宮家百合子さまの子供や孫についてまとめてみました。
三笠宮妃百合子さまプロフィール
三笠宮妃百合子さま
生年月日:1923年6月4日
出身地:現在の東京都港区南青山
父親:貴族院議員の高木正得(子爵)
母親:高木邦子
百合子さまは大正12年に東京で高木子爵邸の4姉妹の次女として誕生されました。
高木子爵家は源氏の流れを汲む古い武家の系譜を持ち、
江戸時代から明治時代にかけて河内丹南藩の大名家として徳川家康に支え栄えたとされています。
学歴
1928年4月に女子学習院幼稚園に入園
1931年女子学習院本科に入学
1941年女子学習院本科を卒業
結婚と皇族入り
1941年10月22日、昭和天皇の末弟である三笠宮崇仁親王と結婚されました。
百合子さまは旧華族の高木家出身で、母方の祖父である入江為守氏が
昭和天皇の皇太子時代の侍従長を務め、貞明皇后の側近トップとなった人物です。
また叔父の入江相政氏も昭和天皇即位後の侍従長を務めるなど
皇室との深い関わりの中で、貞明皇后の目に百合子さまが留まり、縁談が進んだとされています。
叔父曰く百合子さまが家族の催しで踊りを披露するする姿をみて、「かわいい、かわいい」と絶賛していることもあり、可愛らしい養子も貞明皇后の目に留まるきっかけとなったようです。
結婚式は太平洋戦争の開戦目前で行われたため、他の皇族と比べると質素なものだったようです。
百合子さまの子供は何人?
由里子さまは三笠宮親王との間に5人の子供がいます。
長女:甯子内親王(やすこさま)
幼少期は祖母である貞明皇后のことを「おばばさま」と慕い、
たびたび大宮御所を訪問し、一緒に羽根つきやままごと遊びをするなど、孫の中でも特に可愛がられたそうです。
学習院大学文学部イギリス文学科を卒業し、1966年12月18日に日本赤十字社職員だった近衞忠煇氏と結婚。
結婚に伴い皇籍を離脱し、近衞甯子となる。
近衞忠煇氏の勤務の関係でジュネーブで暮らしていたこともあり、国際的な経験も豊富で
社会的な活動に積極的に参加されています。
長男:寛仁親王(ともひとさま)
学習院大学政治経済学部を卒業後、1966年11月7日に麻生信子さまと結婚。
プロポーズをしたのが信子さまが18歳の時で若すぎると反対され結婚まで7年待ったというエピソードがあります。
髭がチャームポイントで「ヒゲの殿下」と呼ばれ親しまれてきました。
特に障害者福祉やスポーツ振興、青少年育成への貢献が著しい方でした。
次男:桂宮宜仁親王(よしひとさま)
学習院大学政治経済学部を卒業後、オーストラリアに留学し、帰国後はNHKで勤務されました。
1988年には昭和天皇から「桂宮」の称号が与えられ、独立の生計を営むようになりました。
結婚はされておらず、生涯独身を貫かれました。
多くの国際的な役職を務め、特にオーストラリアとの関係が深かったそうです。
次女:容子内親王(まさこさま)
学習院大学法学部法学科を卒業。
在学中にスイスの全寮制の学校で学び、後にパリに移りソルボンヌ大学へ留学していたため、
フランス語講師を務めていたそうです。
皇族内でも語学堪能であり、外国交際の際に重宝されたそうです。
1983年10月14日茶道家裏千家の家元である千宗室氏と結婚し、
皇籍を離脱し、夫の千宗室氏と茶道や伝統文化の普及に尽力しています。
三男:高円宮憲仁親王(のりひとさま)
学習院大学法学部中退後、英国オックスフォード大学に留学します。
高校時代は写真部に所属し写真撮影を趣味の一つにされていました。
1984年12月6日に昭和天皇から「高円宮」の称号を与えられ、独立の生計を営むようになりました。
同日、カナダ大使館のレセプションパーティーで出会った鳥取久子さまと結婚されました。
日本サッカーの発展に大きく貢献し、若手の育成に力を注がれ、サッカーの振興や国際交流、文化交流に多大な貢献を残されました。
百合子さまの孫は何人?
長女:近衞甯子(甯子内親王)の子供
長男:近衞忠大(このえ ただひろ)さん
次男:近衞忠基(このえ ただもと)さん
長女:近衞邸子(このえ ていこ)さん
一般人のため公に公表している情報は少ないですが、長男の忠大さんはクリエイティブディレクターとして起業する傍ら財団の理事なども兼務されているようです。
長男:寬仁親王の子供
長女:三笠宮彬子(あきこ)さま
次女:三笠宮瑶子(ようこ)さま
次男:桂宮宜仁親王の子供
幼い頃に「税金泥棒」のような言葉を聞いたことが深く傷ついた経験があり、これが独身を選んだ理由の一つとされているようです。
次女:千容子(容子内親王)の子供
長男: 菊池明史さん
長女: 阪田万紀子(さかた まきこ)さん
次男: 千敬史(せん たかふみ)さん
三男:高円宮憲仁親王の子供
長女:高円宮承子(つぐこ)さま
次女:千家典子(せんげのりこ)さま
三女:守谷絢子(もりや あやこ)さま
お子様も多いことから、孫となるとさらに増えますね。
百合子さまにはひ孫も!
101歳の百合子さまにはひ孫もいらっしゃいます。
全員で9名とのことですが、一般人として生活している人も多く、詳細がわかっているのは
近衞甯子(甯子内親王)さんの長男の子供(3人)、
千容子(容子内親王)さんの長女万紀子さんの子供(1人)、
高円宮憲仁親王の三女絢子さまの子供(3人)とのことで、残り2名は続柄のわかっていないとのことです。
まとめ
長寿であっった百合子さま。
子供や孫、ひ孫と脈々と続く家系でしたね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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